年が明けて結構経ってしまいましたが,ブログは初ということで新年のお慶びを申し上げます。みなさんにとって充実した1年となることを祈念しています。2014年は元旦から,僕の中でいろいろと無意識の動きを感じることが起こっていて,変革の年になりそうな予感があります。年始めは恒例で,その年の抱負を書いていますので,僕の中の動きも含めて書いていきたいと思います。
初夢ですが,ユング心理学の系統では初夢はその1年を象徴するものとして捉えられます。クライエントさんが最初に報告する夢はイニシャルドリームといって,その心理療法全体の流れを象徴していると言われたりします。初夢は,一般には元旦の夜から2日の朝にかけてのものとされますが,もう少し広く,最初に見た印象に残った夢と考えればいいでしょう。僕の初夢は,プロセスワークのトレーニングを受けている場面の夢でした。まだ確定していませんが,トレーニングプログラムに入るかどうかを,セッションを受けて確認しているところです。プロセスワークは長い期間学んだり臨床に取り入れてきたのですが,ここ1年ぐらいは僕の中の流れがトレーニングプログラムに傾いている気はしていました。いずれにしても,シャーマニック・コラージュも影響を受けているプロセスワークとの関わりは,今後増えていきそうです。
プロセスワークには,僕自身がユングの言う「人生の午後」に入っていく大きな転換期に,何らかの必要性があって呼ばれているのかなとも感じています。そして,シャーマニック・コラージュを洗練・発展させていくための動きにもつながっています。年始から,フレームドラムというシャーマンが伝統的に用いているドラムを用いた,無意識からの気づきを得るという点では共通しているワークとの出会いもあり,それを体験する機会もありました。その主催者も,シャーマニック・コラージュには関心を持たれて個人セッションで体験をされたので,何かコラボするような形をこれから考えていくことになりそうです。フレームドラムは,シャーマンの伝統に学ぶシャーマニック・コラージュにも取り入れられそうなので,僕も扱えるように学んでワークの導入などに活用できればと思っています。その学びの過程や実際に取り入れた形なども,今後お知らせしていきます。
ここ1年半ぐらいは,古いものが終わって新しいものが始まるという流れが,僕の環境や取り組みで起こってきています。新しい動きは,シャーマニック・コラージュという全く新しい技法の展開に象徴されていて,僕の心理臨床への関わり方が個性化に向かっていることの大きな証とも言えます。カウンセリング/心理療法に対する感覚もだんだんと変わってきていて,もちろんこれまでに培ったものは大切にしながらも,僕の個性を発揮するようになってきました。これまでは,僕自身の個人的・社会的な傷つきを背景に,批判などを怖れて何か自分自身を発揮しきれずにいた感じがありました。ここ数年は,自分自身を縛るものから脱却して自由になり,自分の中心にある主体を発揮して本当にやりたい方向性を確立していくという流れにありました。今年は,それをより外に表現し社会に打ち出す,始まりの年にしていきたいと思います。このブログを通しても,その動きを表現していきたいと思いますので,読んでくださるみなさんにも楽しんでいただければ幸いです。