-
2つの学会発表は大きな支障もなく,無事に終了しました。まあ,学会前後はちょっと根を詰めすぎて体調を崩していましたが。なかなか強迫傾向はなくなることはないので,気がつくと身体を酷使しているという・・・まあこれがあるからそれなりに成果を上げられるんだと思っているから,自分を否定しているわけじゃないんだけど,自分のためにはもう少しバランスをとれるといいいなあという感じかな?日本心理臨床学会での発表は,今年で3年連続の3回目で,司会者の方の上手さもあって,発表内容も過剰に詰め込まずにちょうどいい感じにできたし,今までで最も建設的な議論が展開したという感想でした。とにかく,事例検討でも学会発表でも,自分が担当した事例を扱うのは,改めて事例を見直すことになるので勉強になりますね。
そんな中でも,平行して自分の内的なプロセスも進行していて,学会発表が終わるまでは忙しさであまり本格的に取り組めなかった部分が,ここのところ強烈に動いてきているので,個人的に大変になってきてる。かなりプライベートな内容なので,具体的なことは書けないんだけど,やっぱりセラピストでもある自分の心の動きというのは,担当してる心理面接の動きと何か通じるところがあるなあと思ってるところ。ユングなどの深層心理学では,クライエントさんの無意識とセラピストの無意識を含めて,二人の間で心的プロセスが展開するという考え方をするけど,クライエントさんの心的内容を扱っているようでいて,それはセラピストの心的内容をも扱っている場合が出てくる。例えば,クライエントさんの病理的な部分は,セラピストの中にも潜在的(顕在的なこともある)にあるわけで,心理面接の場面ではセラピストの潜在的な病理を自覚しつながっていることが重要になることがある。この自覚がないと,面接が深まってくるとクライエントさんの病理なのかセラピストの中の病理なのかの区別がつきづらくなる。逆に,セラピスト自身の病理性を自覚して面接場面以外でそれをきちんと扱って変化が生まれると,クライエントさんの病理にも変化が生まれたりもする。
そんな中でも,平行して自分の内的なプロセスも進行していて,学会発表が終わるまでは忙しさであまり本格的に取り組めなかった部分が,ここのところ強烈に動いてきているので,個人的に大変になってきてる。かなりプライベートな内容なので,具体的なことは書けないんだけど,やっぱりセラピストでもある自分の心の動きというのは,担当してる心理面接の動きと何か通じるところがあるなあと思ってるところ。ユングなどの深層心理学では,クライエントさんの無意識とセラピストの無意識を含めて,二人の間で心的プロセスが展開するという考え方をするけど,クライエントさんの心的内容を扱っているようでいて,それはセラピストの心的内容をも扱っている場合が出てくる。例えば,クライエントさんの病理的な部分は,セラピストの中にも潜在的(顕在的なこともある)にあるわけで,心理面接の場面ではセラピストの潜在的な病理を自覚しつながっていることが重要になることがある。この自覚がないと,面接が深まってくるとクライエントさんの病理なのかセラピストの中の病理なのかの区別がつきづらくなる。逆に,セラピスト自身の病理性を自覚して面接場面以外でそれをきちんと扱って変化が生まれると,クライエントさんの病理にも変化が生まれたりもする。