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昨日,無料体験・公開講座「クリエイティヴ・セラピー」が終わりました。今年もたくさんの方にご参加いただき,アンケートも好感触でした。参加者にみなさんには,改めてこの場でも御礼申し上げます。ブログの方は,何かと忙しくて大幅に更新が遅れてしまいました。楽しみに読んでくださっている方,ごめんなさい。今回は,終わったばかりで,2週間後からまた連続講座が始まる「創作コラージュ療法」についてです。
「創作コラージュ療法」は,芸術療法(アートセラピー)と呼ばれる大きなカテゴリーに入りますが,一般的な芸術療法が「解釈しないことを原則とする」のに対して,「創作コラージュ療法」では,「積極的に投影分析的理解法を用いる」点で大きく異なります。「投影分析的理解法」とは,専門家が解釈を伝えるという一方向ではなく,投影分析の専門的知見を作者と共有してコラージュ作品に表れた気分状態・心理状態を一緒に理解していくという双方向のやりとりである点で,「解釈」と区別しています。これらの点により,カウンセリング/心理療法としての効果も,表現行為によるカタルシスだけでなく,作者(クライエント)自身の自己理解が深まることやそれを共有してもらえる感覚によって何倍にも高められると言えます。これらのことは,これまでも何度か説明してきましたが,後半は芸術療法(アートセラピー)という観点から書いてみます。
「創作コラージュ療法」は,芸術療法(アートセラピー)と呼ばれる大きなカテゴリーに入りますが,一般的な芸術療法が「解釈しないことを原則とする」のに対して,「創作コラージュ療法」では,「積極的に投影分析的理解法を用いる」点で大きく異なります。「投影分析的理解法」とは,専門家が解釈を伝えるという一方向ではなく,投影分析の専門的知見を作者と共有してコラージュ作品に表れた気分状態・心理状態を一緒に理解していくという双方向のやりとりである点で,「解釈」と区別しています。これらの点により,カウンセリング/心理療法としての効果も,表現行為によるカタルシスだけでなく,作者(クライエント)自身の自己理解が深まることやそれを共有してもらえる感覚によって何倍にも高められると言えます。これらのことは,これまでも何度か説明してきましたが,後半は芸術療法(アートセラピー)という観点から書いてみます。