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毎度のことながら,更新が遅れてごめんなさい。学会発表が終わって,しばらく気が抜けたというか,ギリギリまで準備をしていたのでやりきった感があって,逆に振り返る時間が必要だったかなと思います。やりきったといっても,まあ反省点は残っているけど,今回はあまり緊張しないでやれたので,古武術の練習での心の持ち方が活かせるようになってきたかなという感じ。反省点ははまた次回に活かしていこうということで,今のところ来年も発表しようとは思っています。来てくださった方,改めてありがとうございました。よかったらまた,来年お会いしましょう。
今回の発表で,事例を通した考察では,プレイセラピーに加えて他機関で療育が実施されるようになった影響で,クライエントが身につけた適応行動がロボット化してしまったことを通して,プレイセラピーにせよ療育にせよ,それを行う援助者の心理的な姿勢,あり方(being)が大きく影響を与えていくということを伝えようとしました。ひいては,クライエントさんとの関係性に関わってくる重要な点で,ある意味当然とも言えることではあるけれど,何か技法を用いようとかするときに,ついついずれていきがちなところでもあると考えてます。つまりは,クライエントさんに心を向けた関係性ではなくなって,技法に心が向いてしまってセラピストと技法との関係が主になってしまうということがあり得るわけです。基本中の基本ともいえることだけれど,絶えず気をつけていないとずれていってしまうと考えていて,それを伝えようと思った発表でした。その中で,ウィニコットのholdingなどに言及したんだけど,フロアから僕が「どのようにholdingしているのか」という質問があったので,補足を兼ねて書きたいと思います。
今回の発表で,事例を通した考察では,プレイセラピーに加えて他機関で療育が実施されるようになった影響で,クライエントが身につけた適応行動がロボット化してしまったことを通して,プレイセラピーにせよ療育にせよ,それを行う援助者の心理的な姿勢,あり方(being)が大きく影響を与えていくということを伝えようとしました。ひいては,クライエントさんとの関係性に関わってくる重要な点で,ある意味当然とも言えることではあるけれど,何か技法を用いようとかするときに,ついついずれていきがちなところでもあると考えてます。つまりは,クライエントさんに心を向けた関係性ではなくなって,技法に心が向いてしまってセラピストと技法との関係が主になってしまうということがあり得るわけです。基本中の基本ともいえることだけれど,絶えず気をつけていないとずれていってしまうと考えていて,それを伝えようと思った発表でした。その中で,ウィニコットのholdingなどに言及したんだけど,フロアから僕が「どのようにholdingしているのか」という質問があったので,補足を兼ねて書きたいと思います。