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前回は,学会発表の準備が煮詰まっていたので書けなかったんですが,ようやく準備が完了したので,号外的に書きます。福岡で行われる,日本心理臨床学会で,4年連続になる(軽度)発達障害へのプレイセラピーのテーマで,今年も発表します。最終日の最後の枠になったので,お帰りの方もいらっしゃるでしょうが,ぜひお時間があるようでしたらお立ち寄りください。
学校で暴力暴言があるアスペルガー傾向の男児とのプレイセラピー
――プレイセラピーで育まれた‘主体’が情緒的交流をも行うプロセス――
今回は,‘主体’の欠如も指摘されている(軽度)発達障害の心的世界の中で,プレイセラピーでのholdingを通して‘主体’が育まれるプロセスを考察し,その中で最も重要と思われるセラピストの姿勢・態度を中心に検討していきます。また,前回フロアから質問された「どのようにholding」するかをその場で上手く表現できなかったので,それについてとこの質問のようなアプローチで陥りやすい,技法を対象に含めた関係性の問題などを取り上げていきます。
それでは,発表を通してフロアのみなさんとコミュニケーションを取りながら議論を深めていける機会になることを楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
学校で暴力暴言があるアスペルガー傾向の男児とのプレイセラピー
――プレイセラピーで育まれた‘主体’が情緒的交流をも行うプロセス――
今回は,‘主体’の欠如も指摘されている(軽度)発達障害の心的世界の中で,プレイセラピーでのholdingを通して‘主体’が育まれるプロセスを考察し,その中で最も重要と思われるセラピストの姿勢・態度を中心に検討していきます。また,前回フロアから質問された「どのようにholding」するかをその場で上手く表現できなかったので,それについてとこの質問のようなアプローチで陥りやすい,技法を対象に含めた関係性の問題などを取り上げていきます。
それでは,発表を通してフロアのみなさんとコミュニケーションを取りながら議論を深めていける機会になることを楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
夏休みに音楽系のイベントに行った時,被災者への黙祷のひとときがあって,音が絶えないイベントが1分間の静寂に包まれた。若者もたくさんいたけれど,死を前にした厳かさというのか,そういう感覚は共有できるんだと感じた。特に,日本全体が衝撃を受けた大震災だっただけに,それぞれ思うところがあるんだろうし,被災者の悲しみや苦しみは計り知れないけど,日本人が心をひとつにする大きな転機になったのかもしれない。心の病や悩みも,その人の全体性を取り戻すきっかけになるものだし,きちんと悲しみや苦しみと向き合って乗り越えていけるなら,必ず意味をもっているものだと思う。今回は,前に書いた,支援する側の陥りやすい心理的傾向について別の角度から書きます。